暗号通貨で電子マネーチャージができる日本国内取引所DeCurret(ディーカレット)の使い方についてまとめました。
使えるものがあれば仮想通貨トレードに利用したいですよね。
独自サービスを展開するDeCurretですが、果たして暗号通貨で電子マネーチャージは有用なのか?検証してみました。
DeCurret(ディーカレット)の特徴
取引所名 | DeCurret(ディーカレット) |
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運営会社 | 株式会社ディーカレット |
所在地 | 東京都千代田区富士見2-10-2 |
設立 | 2018年1月 |
資本金 | 55.62億円(資本準備金を含む) |
社長 | 時田 一広 |
DeCurretはビットコインやアルトコインの現物販売所と、暗号通貨で電子マネーチャージという独自のサービスを展開している国内取引所です。
仮想通貨から直接電子マネーにチャージできる機能なんて日本ではこの一社だけです。
取引手数料無料と言っておきながら、現物取引所はスプレッド(売り価格と買い価格の差)があるのであまりオススメしません。
24時間入金可能
ジャパンネット銀行、クイック入金(ペイジー入金・コンビニ入金)が使えますが、入金はどの方法も24時間即時入金に対応しているそうです。
ビットコインが深夜に値上がりしそうだから日本円で入金して購入したいという時に使えそうです。
DeCurretのセキュリティ
顧客の資産はコールドウォレットに保存されており、コールドウォレットはマルチシグで秘密鍵を管理しているとのことです。
DeCurretのビットコインFXは終了
残念ながらDeCurretが提供するビットコインFXは気づいたら終了していました。
販売所方式でスプレッド手数料を取るものだったんですが、日本の取引所は販売所運営するところばかりで横並びですね。これじゃあ消耗戦になるのは目に見えていました。
もっとユーザーライクな板取引所コンテンツで競ってほしいものです。
DeCurret(ディーカレット)の取り扱い銘柄
DeCurretでは、現物販売所でのみ取引が可能です。
取扱銘柄は以下の5銘柄です。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- XRP(リップル)
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- LTC(ライトコイン)
アルトコインはBTCペアでのトレードもできます。
DeCurretの暗号通貨で電子マネーチャージ使い方
Decurretの独自サービス「暗号通貨で電子マネーチャージ」は複数の電子マネーに対応しています。
電子マネーにチャージできる暗号通貨(仮想通貨)はビットコインだけでなくアルトコインにも対応しています。日本円からの電子マネーチャージは出来ません。
メンテナンス時間(毎日23:50~24:00、毎週土曜日5:55~9:00、毎月第4日曜日23:25~翌日9:00)以外ならいつでも換金できるとのことでいつでも利用できて便利そうです。
チャージできる電子マネーの種類
「暗号通貨で電子マネーチャージ」は以下の種類の電子マネーが利用できます。
- 楽天Edy(電子マネーギフトサービス)、
- nanaco(電子マネーギフトサービス)、
- au PAY プリペイドカード
※電子マネーギフトサービスは、ギフトIDを登録(交換)することで、電子マネー等で受け取ることができます。
暗号通貨で電子マネーチャージ手順【au PAY】
トップページのメニュー「電子マネーにチャージ/交換」をタップ、チャージに使う仮想通貨と「au PAY」を選択します。
次にチャージしたい日本円の金額を入力し確認を押すと、瞬時にビットコインが円に利確され、au PAYプリペイドカードにチャージが完了します。

au PAYの手順(引用:Decurret)
暗号通貨で電子マネーチャージ手順【楽天Edy・nanacoギフト】
トップページのメニュー「電子マネーにチャージ/交換」をタップ、チャージに使う仮想通貨と「楽天Edy」もしくは「nanacoギフト」を選択します。
次にチャージしたい日本円の金額を入力し確認を押すと、瞬時にビットコインが円に利確され、受け取り手続きが完了します。

楽天Edy・nanaco手順(引用:Decurret)
「楽天Edy」「nanaco」は電子マネーギフトサービスです。
それぞれの外部サイトでギフトIDを使って電子マネー等で受け取る手続きを進めましょう。
チャージの上限・下限額
最低チャージ額 | 1,000円/回 |
最高チャージ額 | 楽天Edy25,000円/回 nanaco29,000円/回 au PAY プリペイドカード100,000円/回 |
毎月のチャージ上限額 | 合計100,000円/月 |
「暗号通貨で電子マネーチャージ」の注意点
- チャージ時に参照する仮想通貨売却価格は、販売所スプレッドが加味される
- 電子マネーの「換金」「返金」「取消」「再発行」等はできない
- 「楽天Edy」「nanaco」のギフトIDには有効期限があり、期限を経過すると使用できなくなる
DeCurret(ディーカレット)の手数料
※執筆時点の情報です。
現物取引(販売所)手数料
取引手数料 | スプレッド手数料のみ※購入レートと売却レートとの差額 |
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仮想通貨送金手数料
送金手数料 | |
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BTC | 0.0004BTC |
ETH | 通常0.0021ETH |
XRP | 0.01XRP |
BCH | 0.0002BCH |
LTC | 0.001LTC |
電子マネーチャージ取引手数料
1回あたりのチャージに以下の手数料がかかります。
3,000円以上 | ※スプレッド手数料のみ |
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3,000円未満 | 110円相当額+スプレッド |
円出金手数料
出金 | 275円(税込)/回 |
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DeCurret(ディーカレット)のスプレッド比較
DeCurret現物販売所の実際のスプレッドを他の大手取引所と比較して見てみようと思います。
※執筆時点での計測結果です。
ビットフライヤーとGMOコイン価格を同時刻に比較
以下の画像では、ビットフライヤー、ディーカレット、GMOコイン、bitbankのビットコイン販売所スプレッドを同時刻スクリーンショットを取って並べたものです。
Decurretは購入レートと売却レートが併記されておりユーザーにやさしいUIになっていますね。
bitFlyer | 買5,122,739円 | 売4,726,808円 | スプレッド 395,931円(約8%) |
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Decurret | 買4,986,432円 | 売4,867,893円 | スプレッド 118,539円(約2.4%) |
GMOコイン(販売所) | 買5,028,996円 | 売4,831,780円 | スプレッド 197,216円(約4%) |
GMOコイン(FX) | 買4,901,724円 | 売4,891,496円 | スプレッド 10,228円(0.2約%) |
bitbank | 買5,010,029円 | 売4,861,948円 | スプレッド 148,081円(約3%) |
という結果になりました。
ディーカレットの現物販売所スプレッドは悪くない
ディーカレットの現物販売所スプレッド「約2.4%」という値は、ビットフライヤー(約8%)・GMOコイン(約4%)・bitbank(約3%)の販売所スプよりは狭いことが分かったので、悪くはないといった感じです。
ただ、ビットフライヤー・GMOコイン・bitbankには現物板取引所があるのでスプレッドなしで購入することもできます。
電子マネーにチャージする時もこのスプレッド水準で換金ということになるでしょうから、利便性を考えると、約2.4%というのは許容できるスプレッドだと思います。
ディーカレットの登録方法(口座開設)
DeCurretの登録は「スマホで本人確認(eKYC)」に対応しているので最短翌日に完了できます。
まずはメールのみでゲスト登録する
まずはメールアドレスのみでゲスト登録し、ログイン後「スマホで本人確認(eKYC)」をすることで取引サービスを利用することができます。
スマホで本人確認で最短翌日に取引可能
申込フォームで「スマートフォンで写真撮影(eKYC)」を選択すると、有効期限付きURLが発行され、DeCurretアプリから専用サイト上で運転免許証など本人確認書類を写真撮影をすることで最短翌日に口座開設が完了できます。
※郵送での本人確認も選択できます
登録に必要な本人確認書類
本人確認書類は、登録情報(氏名、生年月日、現住所)と一致していることが確認できる以下有効期限内のもの2点
※2020年3月以降発行の新パスポートは住所記載がないため現在受付不可
- 海外居住
- 米国籍、外国PEPs等
- 20歳未満または75歳以上
- 暗号資産交換業者に勤務している方
- 反社会的勢力
DeCurret(ディーカレット)のまとめ
暗号通貨で電子マネーチャージができる取引所DeCurret(ディーカレット)の使い方についてまとめてみました。
暗号通貨で電子マネーチャージという個性的なサービスを見たところ、換金額の約2.4%のスプレッド(実質的な手数料)がかかることが分かりました。
楽天Edyやnanacoのギフトサービスでチャージできるだけですが、最も多くの店舗で使えるSuicaやICOCAなどの交通系電子マネーにチャージできるともっと利用機会が増えそうですね。
機会があれば是非使ってみてください。
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