ピボットポイントの使い方とトレード手法をTradingViewで解説

ピボットポイントの使い方とトレード手法をTradingViewで解説 テクニカル分析

BitMEX(ビットメックス)でビットコインFXを主戦場にしている筆者ですが、今回は世界のトレーダーに信頼されているインジケーター、ピボット(ピボットポイント)についてご紹介します。

ピボットは、日々の相場変動はピボット(回転軸)を中心に振幅すると仮定した手法で、デイトレードやスキャルピングなどの短期売買に相性抜群の指標です。

仙人
仙人

重要度高めのインジケーターなのでしっかり理解しておきましょうぞ。

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ピボット(ポイント)とは?

ピボット(Pivot Point)は「リアクション・トレンド・システム」ともいい、ロンドンやNYの海外トレーダーや機関投資家が好んで使用している、相場の方向性を判断サポート/レジスタンスラインを可視化するためのインジケーターです。

ピボットの特徴

  • 相場トレンドの方向性を判断。
  • サポート/レジスタンスラインを可視化。
  • レンジ相場で利益を出すための指標だが、トレンド発生時はトレンド追随の指標になる。

特に前日の日足から計算されるその日のピボット(デイリーピボット)はかなり重要になってきます。超有名な値なので市場参加者みんなが見てる数字だからです

RSI移動平均線とは違い、独自設定項目がなく多様性がない分、ピボットを使ってトレードをする人は、ほとんどの人が同じラインを見ていることになります(恣意性が排除されている)。

計算式はややこしいので省きますが、実際にその通りよく効きます。

ピボットは7ラインで構成されている

ピボットは、前日のローソク足の4本値(高値・安値・終値)から、次のローソク足における反転ポイントを予測し、ピボットライン、レジスタンスラインとサポートラインをピボットの上下それぞれ3つ、合計7つのライン(S3、S2、S1、PP、R1、R2、R3)から成っています。

  • PP:前日の真ん中あたりの値、基準となる値(Pivotポイント)
  • R1、S1:昨日と同じような相場になった場合に収まる範囲
  • R2、S2:大きく動く相場になった場合に収まる範囲
  • R3、S3:想定以上の強いトレンドが出た場合に到達するライン

ピボット上方3本のラインは、レジスタンス(上値抵抗線)の意味のRから、R1、R2、R3となります。ピボット下方3本のラインは、サポート(下値支持線)の意味のSから、S1、S2、S3となります。
Pivotの求め方

ピボットポイントの見方

その日のピボットの値は前日の終値、高値、安値で決まります
そのため、次の日になると完全にリセットされ、また新しい値になるのでその日のみ有効な値といえます

ピボット(デイリーピボット)は、チャート上で0時になると前日の値を元に計算され、毎日最新のラインが自動的に表示されます。

ピボットポイントは以下のように見ます。

  • 前日の安値から当日のピボットポイントまでを“買い圧力”
  • 前日の高値から当日のピボットポイントまでを“売り圧力”
  • 現在値がピボットポイントを上回っている場合には上昇サイン
  • 現在値がピボットポイントを下回っている場合には下降サイン

Rライン・Sラインの見方

Rライン(レジスタンスライン)は値上がりの、またSライン(サポートライン)は値下がりの目安として使い、指値や逆指値・ドテン注文を仕掛けます。

この手法は一般的にデイトレーダーに利用されていますが、週足や月足など他の時間足のトレードでも有効です。

TradingViewでピボットを表示する方法

BitMEXでは残念ながらピボットは使えなかったので、TradingViewでピボットを表示する方法を説明します。

上のツールバーの「インジケーター」→「内蔵」→「ピボットポイント・スタンダード」を選択。

TradingViewでピボットを表示

日足のピボットを表示する場合はPivots Timefrmeの設定をDaily(デフォルトはAuto)に変更します。

設定がAutoの場合は表示チャートの時間軸に応じてピボットの期間が自動で切り替わります。

ピボットポイント・スタンダード

ピボットが表示できました。

ピボットが表示できました

ただ、ここで誤算がありました。
ビットコインチャートでデイリーピボットは利用できませんでした…。

トレードでのピボットの使い方

ピボットは、相場がHBOP(R3ライン)とLBOP(S3ライン)の間に収まっている時はレンジ相場と捉え、B1・B2のサポート接近で買い、S1・S2のレジスタンス接近で売りとなります。

日足のピボットはデイトレードやスキャルピングのような短期売買の取引スタイルととても相性がいいです。

逆張りトレードで利用

  • 支持線(S1・S2)で買い⇒LBOP(S3ライン)を下抜けたら損切り・手仕舞い
  • 抵抗線(R1・R2)で売り⇒HBOP(R3ライン)を上抜けたら損切り・手仕舞い

順張りトレードで利用

  • HBOP(R3ライン)で買い⇒抵抗線を上抜けて上昇トレンドが始まったと想定
  • LBOP(S3ライン)で売り⇒支持線を下抜けて下降トレンドが始まったと想定

使い方①相場の圧力を見る

真ん中のピボットライン(PP)を中心に、その日の価格がPPの上にあれば“買いが強い”、下にあれば”売りが強い”といった判断ができます。

使い方②相場のサポート/レジスタンスラインとして使う

レジスタンスライン(R1、R2、HBOP)サポートライン(S1、S2、LBOP)が、綺麗に相場の波形を支えるレジスタンスライン、サポートラインとして機能することga多々あります。

使い方③トレンドの変化を判断する

また、HBOP・LBOP(R3、S3)を抜けた場合はトレンド相場に入ったと考え、HBOP上抜けで買い、LBOP下抜けで売りとします。

R3、S3まで到達するということは、想定外に強いトレンドが出たということです。逆張りのエントリーをしているのなら損切りをし、順張りトレードに切り替える必要があります。

上位の時間足のトレンドに順張り、移動平均線のサポートやオシレーター指標など複数のエントリー根拠を探しましょう。

本当に強いトレンドだった場合には、かなりの値幅を取れることになります。ただ、取引チャンスの数で言うと逆張りのほうが多いです。

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マルチタイムフレームピボットとは、月足、週足、日足などの異なる時間軸のピボットのラインを1つのチャートに引き、複数のピボットラインが重複している場合や、上の時間軸のピボットを特定するための方法です。

ここまでデイリーピボットという前提で話を進めましたが、週足のピボット(ウィークリーピボット)、月足のピボット(マンスリーピボット)などがあります。

デイリーピボットに慣れれば、ウィークリーやマンスリーも使ってみましょう。

TradingViewだと複数時間軸のピボットラインも自動的に引くことができます。

マルチタイムフレームピボットを引く方法

TradingViewのチャートを開き、「インディケーター」→「pivot」と入力→「CM_PivotPoint_M-W-D-4H-1H_Filtered」を選択します。
マルチタイムフレームピボット

インジケーターの設定ボタンをクリックし、インジケーターの設定画面を開きます。
入力画面で表示したい時間軸にチェックを入れます。

CM_PivotPoint_M-W-D-4H-1H_Filtered

  • 1時間足ピボット
  • 4時間足ピボット
  • 日足ピボット
  • 週足ピボット
  • 月足ピボット
  • 年足ピボット

という6種類の時間軸のピボットを同時に表示することができます。
「スタイル」でそれぞれのライン色を設定することもできます。

スイングトレードをする人は、年足ピボット、月足ピボット、週足ピボットあたりも表示するのがいいと思います。

複数の時間軸のピボットが重なるポイント(赤丸でマークした部分)は特にラインが強く機能するので要チェックです。

年足ピボット

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まとめ

ピボットポイントの使い方とトレード手法をTradingViewで解説してみましたがいかがでしたか?

ピボットの特徴は、相場トレンドの方向性を判断し、サポート/レジスタンスラインを可視化するものだということ。

相場トレンドの判断方法は以下

  • 前日の安値から当日のピボットポイントまでを“買い圧力”
  • 前日の高値から当日のピボットポイントまでを“売り圧力”
  • 現在値がピボットポイントを上回っている場合には上昇サイン
  • 現在値がピボットポイントを下回っている場合には下降サイン

エントリーと損切りポイントは以下

  • 支持線(S1・S2)で買い⇒LBOP(S3)を下抜けたら損切り・手仕舞い(逆張り)
  • 抵抗線(R1・R2)で売り⇒HBOP(R3)を上抜けたら損切り・手仕舞い(逆張り)
  • HBOP(R3ライン)で買い⇒抵抗線を上抜けて上昇トレンド開始(順張り)
  • LBOP(S3ライン)で売り⇒支持線を下抜けて下降トレンド開始(順張り)

これらのポイント抑えてピボットを使ったトレードを行ってみてください。
インジケーターを使って簡単にサクッと引いただけでこれほど高精度なラインが引けるなら、使わない手はないと思います。

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