テープリーディング(歩み値と板情報の読み方)を使ったFXトレード手法で大口を味方につけよう

テープリーディング(歩み値と板情報の読み方)を使ったFXトレード手法で大口を味方につけよう トレード戦略

テープリーディングというのは、歩み値(ティッカー)の動きに重きを置いたトレード手法です。

伝説の投資家リバモアもテープリーディングのトレード手法で巨万の富を築きました。
何十年も昔だから通用したのだろう…というのは大間違い!

歩み値の読み方は最も過小評価されているトレードスキルの1つと言えます。

イナゴ君

売りが多いぞ、売りがバーッと流れたから、空売りエントリーだ!

そんな感じで歩みを見てトレードしているトレーダーも多いですが、テープリーディングは「出来高が多いか少ないか?」というよりもっと踏み込んだ歩み値の読み方ができます。

  • チャートの裏にあるトレーダー心理は?
  • アルゴは稼働しているのか?
  • 大口がポジションを作る為に何をしようとしてくるのか?
  • 大口がポジションを利食う時には何をしてくるか?
  • 大口はそれを上手くやっているか?

そういうところまで意識してトレードできる人が、上位5%の勝ち組に入れるのです。

大口はチャート上ではその姿を隠すことができますが、取引サイズが大きいだけに、板や歩み値には必ず爪痕を残すことになります

歩み値の本当の使い方を知れば、今までのチャートトレードの世界が変わるといっても過言ではないでしょう。

デイトレーダーやスキャルパーにとって強力な武器になるトレードスキルなので是非本記事で理解してください。

トレード手法 テープリーディングとは

チャートだけをみていても、ビットコイン相場を含む金融市場をコントロールする大口投資家の痕跡は見つけにくいものです。

ただ、昔からある古典的トレード法である、出来高と歩み値を読むことができれば、大口投資家の考えが読める、と言われています。

テクニックで隠すことができない生の一次情報を使ったトレードだからです

歩み値自体は、過去に注文が成立(約定)した値段、数量、売りと買いの別を時系列で並べ、何時何分何秒に何株買われたか、もしくは売られたかを示すものです。

この歩み値から得られる情報を利用して短期的なチャートの上下をより一層正確に予測しようというのが「テープリーディング」と呼ばれる取引手法です。

なぜ「テープ」と呼ぶの?1870年代、アメリカで銘柄コード、株価、出来高が連続で印字され、ロール状の用紙に印字されるという「ティッカーテープマシン」が発明されました。
ティッカーテープマシン
当時、証券ブローカーでは、このティッカーテープの周りにトレーダーたちが集まるようにしてテープを読み、トレードをしていました。
リバモアが唯一情報源としたのが「ティッカー・テープ」で、このツールは当時のトレード界に革命を起こしたと言われています。

テープリーディングは大口投資家の仕込みを見抜く

テープリーディングの肝は歩み値の読み方

歩み値を読めるようになれば、エントリーのタイミングを微調整することができ、トレードパフォーマンスを飛躍的に上げることができます。

イナゴ君

歩み値なんていくら見ても意味ないよ。チャートだけで十分。

そういう人は、じっくり考えてみてください。

たとえば、ビットコイン先物を2000枚でスキャルピングしている機関投資家がいるとします。
彼らは重要なラインをすべて把握しており、移動平均線、レジスタンスライン、サポートライン、フィボナッチなどから、どこでトレーダーが損切注文を入れているか手に取るように把握しています。

もしあなたがチャートだけを見てトレードしていたら、損切注文にかかって、直後チャートが持ち直すところを目撃し初めて、機関投資家の罠にはまったことを知るでしょう。

もし正しく板や歩み値を読めれば、大口機関投資家が動いていることに気づくことができます。
2000枚トレーダーがポジションを作っているのを見てそこに乗るのか、狩られる側になるのか?
そういうことです。

どんなに小さな時間軸のチャートを見ても、歩み値が与えてくれる一次情報は得られません。

歩み値を読むには、板情報が不可欠

歩み値の本当の力を発揮するには板情報の助けが不可欠です。
なぜなら、板情報はチャートが決して表示することができない「起きなかったこと」が表示できるからです。

板を読めば、大口機関投資家が他の小口トレーダーを罠にはめて自分と逆のポジションを作らせているのを目視することができます。

彼らが2000枚のショートポジションを持ちたいなら、小口のトレーダーが買いたくなるような状況を演出し、2000枚の買い手を自らの手で作り出すということです。

そして一般トレーダーが少し下にストップロスオーダー(逆指値)を置くのを見越して、彼らは自分のショートポジションを上手く利食いするのです。

相場経験の浅い初心者にはピンと来ないかもしれません。

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テープリーディングは見せ板とアイスバーグ注文を見破る

もしいきなり成行注文で2000枚のBTC空売りをしたら、自分の注文でチャートが動き、不利な価格でショートポジションを持つことになってしまうリスクが高まります。

だからといって、突然2000枚の指値注文を売り板に出しても、そんな分厚い板は敬遠して誰も買ってくれません。

見せ板は当たり前のように使われているトレードテクニック

だから大口トレーダーは、見せ板などの相場操縦テクニックを使い、なるべく有利な価格でポジションを作ろうとするのです。
※見せ板など相場操縦は表向きは禁止されていますが、そんなのはお構いなし。何処でも頻繁に起きています。

このような相場操縦はチャートだけでは捕捉できません。
見せ板

見せ板とは見せ板とは板に表示される、約定させる気がない巨大な指値注文です。

逆張りトレードで最も重要なのはラインで止まりそうかどうかを見極めることですが、その根拠に歩み値と板情報が役立つのは言うまでもありませんよね。

  • 大口と同じ方向にトレードしているのか?それとも逆方向なのか?
  • 大口は既に仕込んでいるのか?利用されてはいなか?
  • 自分のポジションは大口からのサポートを得られそうなのか?

このような視点から板情報と歩み値を見ることができれば、優位性のあるエントリーができ、トータル勝率を大幅にアップできます。

仙人
仙人

大きな板が落ちた時、歩み値で実際に大きな注文が約定したのかを確認しましょう。ほとんど約定していなかったら、それが見せ板だったということになります。

アイスバーグ注文の感知も見せ板同様に重要

板情報と歩み値を読めるようになれば、見せ板だけでなく、アイスバーグ注文を把握することもできます。

アイスバーグ注文とはアイスバーグ注文は実際に約定させたい数量よりもかなり少ない数量だけ指値表示し、残りの大部分は見えている注文が約定するたびに、順次入れていく指値注文のオーダー方法です。
大きな指値注文のてっぺんの一部分だけが見えていることからアイスバーグ注文(氷山注文)と呼ばれています。BitMEXでもbitfinexでも散見されます。

一般的には見せ板については良く語られますが、アイスバーグ注文も同じぐらい重要です。

このような注文方法は小口トレーダーには使う機会があまりないけれど、大口投資家が何をしてくるかを知るためには理解しておくべき機能です。

仙人
仙人

歩み値を見たところ、ある値段でたくさんの数量約定している。しかしその時板を見ると、その価格帯にはひときわ目立つ小さな数量で(あるいは数量にあまり変化がない)指値が入っていて、その板がリフレッシュされてなかなか落ちない。
そんな場合はアイスバーグ注文が仕掛けられているのだと判断できます。

BitMEX(ビットメックス)でアイスバーグ注文を出す方法は以下の記事にて。

BitMEXの注文決済方法|逆指値(ストップ指値)、利食いオーダー、トレイリングストップを図解
BitMEX(ビットメックス)で手数料負けしない為に指値注文/成行注文のオーダー方法はもちろん、勝率を大幅に飛躍させるストップ指値/成行(逆指値)・利食い指値/成行・トレイリングストップ等特殊注文について分かりやすく解説します。

テープリーディングを使った実例

テープリーディングを使った歩み値と板情報の読み方を実例で紹介していこうと思います。

以下はBitMEXで2019年3月22日16:45頃の板情報とチャートです。
売りの巨大な見せ板が出現しましたが、小口トレーダーのショートが貯まったところで一気に上にぶち抜き、ショートを狩る成行買いショーター狩りが起きていることが確認できますね。
テープリーディングBitMEX1実際には、この売り板が見せ板ではなく、本物の(本当にチャートを落とそうとする)板である可能性があるのですが、その判断は歩み値を見て、本当に約定しているのか?
急に注文を引っ込めたりするのかどうか、じーっとみて観察すればわかると思います。

慣れればこのトレード方法は難しいものではなく比較的簡単にできます。

まとめ

テープリーディング、歩み値と板情報の読み方を使ったFXトレード手法について解説しました。

歩み値を確認ツールとして使う優位性が十分に伝わったのではないかと思います。

特に逆張りトレードにおいて、ただシンプルにライン上、もしくはちょっと抜けた所に指値注文を仕掛けてトレードするという安直な手法は、大口(狩ろうとする側)からすればストップ狩りを狙いやすいので、うまくいかないケースが多いのではないか思います。

テクニカルの反転シグナルや、ローソク足の反転パターン(プライスアクション)でエントリー根拠を確認すれば、たしかに、そのトレードは基本に忠実で正しいです。

ただ、現実に相場で起きていることは大口が描いた絵ではないのか?
常に疑ってかかりましょう。

テープリーディングで歩み値を重視するので、チャートパターンはほとんど気にしないという上級トレーダーもいます。

もちろん、いつもテクニカルやローソク足が発するシグナルよりも歩み値のシグナルの方が的確だというわけではありません。

テクニカルのシグナルが発生したが、テープリーディングでは何やら違和感を感じる、そのようなときにはエントリーを再考するというのも戦術です。

ビットコインFXであれば、BitMEX(ビットメックス)はビットコインFXの出来高世界一の取引所なので、テープリーディングと相性が良いです。
実際のトレードは他の取引所でしている、という場合でもBitMEXの登録だけはしてしておいた方がいいと思いますよ。

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